背景
Google Photo がオリジナル画質での無制限保存を終了してからしばらく経ちました。これをきっかけに写真や動画の管理方法を見直し、現在の運用方法を紹介します。
要件・方針
- オリジナル画質での保存
- 長期的な可用性・バックアップ
- なるべく自分でコントロールできる仕組み
- コストを抑えること
選定したツール・サービス
tonfotos
写真・動画の管理には tonfotos を利用しています。ローカルのファイルをカタログ化でき、クラウドに依存しない点が気に入っています。
ストレージ構成
- メイン保管先: 自作 NAS (FreeNAS)
- バックアップ: pCloud(ブラックフライデーで買い切り)
NAS でメイン保管しつつ、pCloud にミラーリングして遠隔地バックアップとしています。
運用フロー
- 写真・動画はすべて NAS に保存
- SD カードを tonfotos に読み込ませて move
- iPhone は手動でファイル抽出(今後改善予定)
- tonfotos でカタログ管理
- pcloudcc(pCloud のコマンドラインクライアント)で pCloud をマウント
- rsync で NFS → pCloud へミラーリング
Linux から NAS をマウントし、pcloudcc(pCloud のコマンドラインクライアント)で pCloud をマウント、rsync で同期しています。
工夫・ポイント
- pCloud はブラックフライデーなどのセール時に買い切りで契約しています
- rsync で差分のみ転送し、帯域や時間を節約しています
- tonfotos で重複や顔認識なども活用しています
現状の課題
- pcloudcc が不安定で、rsync が固まることがある
- pcloudcc のメンテ状況が不透明
- クラウド側の API 仕様変更などで将来的な運用リスクあり
まとめ
Google Photo からの移行をきっかけに、ローカルとクラウドのハイブリッド運用に切り替えました。今後も運用の安定性やコストを見ながら、より良い方法を模索します。